漫画のタイトルはセンスを問われる。

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なつみかんブログ

漫画のタイトルはセンスを問われる。

2021/03/09

イラスト関連コーナーの掃除をしていたら、

小学生～高校生の頃にかけて描いた漫画がでてきた。

なつかしい～と思って中覗いたら、普通の恋愛漫画の隙間隙間に
ぐつぐつに煮られた大人や世間への猛烈な反抗心を描いた漫画。

あ～子供なりに色々考えてたんだなあ、なんて思ってみてた。

１個１個ちゃんと題名もつけてた。

『憂鬱を吐きすてる』

『微弱な憂鬱』

『青春の憂鬱』

『憂鬱なきみ』

『憂鬱をなげる』

『憂鬱の行方』

『春は憂鬱を迎える』

『15歳の憂鬱』

『ゆううつ』

どんだけ憂鬱なんだよ。

驚愕した。タイトルセンスのなさもだがあまりにも憂鬱で驚いた。

あの頃の私はなにがそんなに憂鬱だったんだ。

もはや憂鬱という言葉をただ気に入っていただけかもしれない。
なんだか憂鬱って字がかっこいいし。

それにしても憂鬱が過ぎる。
最後にいたってはもはや前後に何か付けること放棄している。
純度の高い憂鬱である。

『涼宮ハルヒの憂鬱』より全然先に憂鬱してた。時代先取ってた。

きっとあの頃の私にはたくさんの憂鬱があったんだろう。

どうしようもない気持ち吐き出してノートの中で一生懸命息してたんだ。

だけど、あの頃の自分に伝えてあげたい。

あの頃寝る間も惜しんで描き続けた憂鬱は
今では誰かの幸せを祈って絵を描いているよ。

無駄じゃなかったね。